白髪とカラー

ヘナは地毛の色は変えません。ヘアマニキュアのように髪をコーティングします。(脱色作用はありません)

ヘナはたんぱく質と結合する性質をもっています。それを利用して髪のタンパク質(ケラチン)に、ローソニア成分(赤色酸性酵素)が付着し、色素であるオレンジ色を発色します。

ヘナのみだと白髪はオレンジに染まります。藍色の色素をもつインディゴと混ぜ合わせることで、ブラウンやソフトブラックに近い色を発色させています。

ヘナは回数を重ねるごとに色の深みが増し、またハリコシが出てバージン毛に近い状態へ導きます。


黒髪にオレンジを使うと、髪の色が多少明るくなる場合があります。その他の色の場合、ほとんど色の変化はありません。トリートメントパックとしてお勧めです。


 白髪とは  詳しくは  

白髪のしくみは、正確には解明されておらず、白髪染めをする人、しない人なども、人それぞれです。現在考えられている白髪のシステム、白髪をする理由についてご説明します。

写真出典:消費者庁ウェブサイト

ジアミンなどの酸化染料を使ったヘアカラーリング剤による皮膚障害は、深刻な問題となっています。毛染めによる皮膚障害について、消費者安全調査委員会の調査を引用してご説明します。

 ヘアカラーリング剤の安全規制
  詳しくは  

画像出典:消費者庁ウェブサイト

消費者がヘアカラーリングの使用で異常を感じた経験が増えてきていることに伴い、日本ヘアカラー工業会が定める「注意表示自主基準」では、必須表示8項目を外箱に表示することとしています。その中には、「ヘアカラーはまれに【重い又は重篤な】(*1)アレルギー反応をおこす」という項目があります。

*1 【重い又は重篤な】については、必ずどちらかを選択する。

ヘアカラーリング剤の安全規制についてご説明します。

 オレンジ  詳しくは  

ヘナ95%(オーガニックオレンジはヘナ100%)のオレンジは、白髪が1割程度の方、細毛やボリュームダウンでお悩みの方、ハリやツヤを保ちたい方にお勧めです。

ヘナやインディゴの他、7種類のハーブを配合しているブラウン(ヘナ50%:インディゴ45%)は、白髪をブラウン系で染めたい方、地毛やカラーリングした髪が茶系の方にお勧めです。カラーリングをしている部分は、もとのお色より明るい茶系になる場合がございます。

 ソフトブラック  詳しくは  

ヘナやインディゴの他、7種類のハーブを配合しているソフトブラック(ヘナ10%:インディゴ85%)は、白髪を黒系で染めたい方にお勧めです。

 クリア  詳しくは  

8種類のハーブを配合しているクリア(ヘナは配合されていません)は、髪の色をかえず、髪の補修をしていきたい方にお勧めです。


ブレンドして試せるのも、小分けパックしているしむらのヘナの使いやすい点です。是非、お試してください。

「オレンジ」は、ヘナ95%にその他のハーブが5%という配合になっており、「ブラウン」は、ヘナ45%、インディゴ50%、その他のハーブが5%です。「ソフトブラック」が、ヘナ10%、インディゴ85%、その他のハーブが5%です。「ブラウン」と「ソフトブラック」は、ヘナとインディゴの割合が異なるだけですので、ブラウン系にしたい場合は、「ソフトブラック」と「オレンジ」を1袋ずつ混ぜて使ってみてください。少し明るすぎる、と思われたら、「ソフトブラック」を足してみたり、もう少し明るくしたいと思われたら、「オレンジ」を足してみるなどしていただければと思います。

お色をより定着させたいとお考えの場合や、さらに長持ちさせたいとお考えの場合には、「オレンジ」→「ソフトブラック」のような二度染めをお勧めさせていただいております。

※ご注意

ヘナは白髪をオレンジに染めるのですが、キューティクルの補修効果も高く、たんぱく質にからみやすい性質を持つので、染まりも良く、髪にツヤをもたらします。ブラックは、ヘナにインディゴをブレンドすることで、黒っぽい色に白髪を染めますが、ヘナを最初に髪にコーティングすることで、インディゴの付着も良くします。オレンジとブラックを混ぜると、ヘナとインディゴの割合を変えるということになり、弊社のブラウンと同じような色合いを作ることになります。

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